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とはいえすぐに挽回できるのがカレー
- konradyuki
- 2016年12月28日
- 読了時間: 2分
素晴らしく晴れた。
ウィーンはどこが好きなのかと考えていたけど、
ようやくその訳がわかった気がする。
(その理由はまた今度)

夕暮れ時のマリアヒルファイファー通りを抜け、
記憶を頼りに、日本食材の売ってるお店へ。
よくは覚えてないけど、
ゼツェッシオンの近くだったはず。

恐ろしい美しさだ。
なんとも見ているけど、
釘付けになる。

保守的な美術家組合に反旗を翻したウィーン分離派の総本山。頭領はクリムト。
その佇まいには、新しいものを作るぞという気概と怒りを、(勝手に)感じる。

久しぶりの日本食材屋さんの名前は、
日本屋。
日本に住んでいたらなんでそんなベタな名前を、
と思うけれども外国で商売をすることの大変さとこれまた気概を(勝手に)感じた。
何年も前にオーナーの方にひょんな事でお会いして、
その後失礼してしまっていた。

なんと45年続いているそうで、言葉を失う。
カレー粉は3つで19ユーロ。2600円くらい。
日本なら700円?800円?だけど、
仕入れの苦労を考えると何も言えない。
話は全く変わるが、
自我は何度も芽生える。
多ければ多いほどいい。
こちらに来てから、言葉にできないことだらけ。
そういう時は夢をよく見る。

さて、肝心のカレーだが、昨日の味が嘘のように、
カレー粉のおかげで美味しくなった!